メッセージを
伝えられるものを作る

積み重ねた経験が新部署の立ち上げにつながる

実は、私の専門はWebではありません。

メディオに入社して25年になりますが、ずっと印刷に携わって働いてきました。

入社した当初は写真をスキャンして調整する仕事をしていました。この数十年で印刷技術はどんどん進歩し、業務内容も変わっていきました。入社から数年後、工場のプリプレス室に配属になり、CTPの機械の導入など新しい技術の導入に携わってきました。

新しいものを導入するということは、ノウハウのないものを一から構築するということなので、準備もしっかりしなければならないですし、マニュアルなども整備しなければなりません。トラブルが起きれば原因を突き止め、改善して次に繋げていきます。先を見通してリスクを考慮し、対策しておくことも必要です。大変ではありますが「任されたもの形にしたい」という想いで取り組んできました。

そして「Web制作課の立ち上げをやってみないか」と声を掛けて頂きました。これまでずっと関わってきたのとは異なる分野なので驚きましたが「チャンスをもらったらやってみよう」というのが自分の信条なので、引き受けました。

新しい技術を導入し整備するという経験を積み重ねてきたことが、新しい部署を任せて頂くことにつながったのだと思います。

お互いに理解を深め、
尊重し合う

まったく新しい部署であるWeb制作課は、メンバーも新しく入ってくることになります。幸い、ディレクターやデザイナーをはじめ、とても能力の高い方たちが集まってくれました。自分は実作業ではなく、取りまとめ役を務めています。みんなの能力を最大限活かせるようチームを構成し、環境を整えるのが自分の役目だと思っています。

チームメンバーの話を聞いていると、印刷とは考え方が違うのだと感じることが多々あります。でも、分野が違うのだからやり方や考え方が違うのは当たり前です。メディオではこうしてきたからとか、自分の意見はこうだからと押しつけることはしたくない。一人一人の意見や考え方を尊重したいと思っています。だからコミュニケーションをとり、意見をしっかり聞くことを心がけています。話し合い、お互いに理解を深め合うこと。そして声を掛け合って仕事に取り組んでいくことがチームの力を生み出し、よりクオリティの高い仕事の達成につながると考えています。

そしてそれはどの分野でも大切なことではないでしょうか。印刷、システム、Webと、複数の分野を手掛けるメディオの中で、他の部署と連携し、橋渡しをできる存在になっていけたらと思っています。